ジャニーズWESTなど幅広い振付経験を持つダンサーGAMI -Vol.3-

-Nissy(西島隆弘)の「どうしようか」や「GIFT」のPVのバックダンサーをやられていた時の感想お伺いしてもよろしいですか？

GAMI：簡潔に言うと緊張と緊張と興奮と緊張と興奮と(笑)脱サラして自分が初めて大舞台で仕事したのがそのMVで。右も左も分からないままやっていたのでとにかく緊張しました。

-ジャニーズWESTの中で一番印象に残っている振付はなんですか？

GAMI：「プリンシパルの君へ」という曲ですかね。振付をする時に気をつけていることがいくつかあって。その中に“この曲といえばこれだよねというポイントを振付や構成などで最低でも2つ作ること”と“アーティスト本人が輝くのが大前提の中で、自分の個性を取り入れた振付にすること”があるのですが、「プリンシパルの君へ」は初めて楽曲を聴いた時は、あまり踊っているイメージはなくて割とAメロBメロも普通に歌ってたりサビもそんなに踊り踊りしてないイメージがあったんですけど。ただ曲をもっともっと聞いて考えてみたら、ちょっとアクティングっぽい踊りがあったり、ちょっとキャッチーな部分があったら良いなと考えるようになって…アーティスト本人に少しだけ見てもらった時も最初は、「そんな踊るイメージじゃなくない？」と言われたんですけど、全部通して見終わった時には「なんや可愛い！良い！」と言われて。この時、自分の振付師としての価値が見出せたような気がして。ライブやMVで披露した後のファンの方の反応も「ぴょんぴょん跳ねるステップが可愛い」とか、「列車のところ好きー！」と言ったコメントが多かったので、嬉しかったですね。この振付にして良かったなと思いました。

-個性的なジャニーズWESTですがクールな振付の時はどのようなことを心がけていますか？

GAMI：とにかくかっこよく！です(笑)ファンの皆さんが見た時にとにかくかっこよく見える、韓流アーティストさんなどにも負けないくらいのバキバキにカッコ良いジャニーズWESTを目指してつくっています。

-ジャニーズWESTの「キミコイ」はジャズ調で普段とはまた違った雰囲気だった思うのですが大変でしたか？

GAMI：いや、全然大変ではなかったです。自分がこういう雰囲気のものが好きなので！今回は花を女の人に見立てて演出したんですけど、同じタイミングで一人一人全員違う動きをしてるので、つくる時に少しそこが大変でしたが楽しかったですね。

-今まで演出アシスタントをやられていましたが大変だったことはなんですか？

GAMI：大変って思う瞬間は、短時間でベストなものを提供しなくてはいけないという状況に追い込まれた時ですかね（笑）あと30分以内にここの振付全部つくってとか言われるとうわってなりますね。

-結構そういうことってあるのでしょうか？

GAMI：ときどきですけどありますね。ライブのツアーの時に曲と曲の繋ぎ目ができてないからここ作ってとか。元々は振りの固めで行った現場で、メンバーが入る10分前ぐらいに関係者の方に「ここの振付を5分で作ってもらえる？それを動画にとってメンバーに見せてOKだったら、リハ頭に振り入れしてもらうから！」と言われたり。(笑)時間が短いとやっぱりきついなって思いますね。寝る時間がないのもきついんですけど(笑)