SEVENTEEN(セブチ)が新曲「HIT」のMVを公開した。今回のカムバックはデジタルシングル。CDなどのパッケージで売りださず、配信のみで販売する形態であるのでMV公開と同時に音楽配信もスタートした。
MV公開に先駆け、オフィシャルフォトが公開された際には、青を基調とした水中を感じさせるコンセプトだったため、清涼感のある曲なのでは、とファンの中で憶測されていた。しかし、SEVENTEENはファンの期待を良い意味で盛大に裏切った。
「HIT」はタイトルの通り、弾けるようなサウンドのEDMミュージックだ。自信に満ち満ちた歌詞、シックで成熟した魅力の黒いスーツ、逆光の中の一糸乱れぬ群舞。脳天にぶすっと刺さり、腹の底から突き動かされるような印象を受ける、エネルギーに溢れた一曲となっている。
カムバックのたびに新たな魅力を見せるSEVENTEEN。作詞作曲振り付けを自ら手がけることから「自主制作アイドル」として名を馳せている彼らだが、KPOPファンの間ではもう一つ、あることで有名である。
それは、あまたいるアイドルの中でも１、２を争うほど、応援方法（いわゆるコールである）が難しいということだ。KPOPアイドルの応援方法はイントロや間奏でメンバーの名前を入れたり、歌詞を繰り返したりと多様だが、SEVENTEENの応援方法はパート担当のメンバー名を言ったり、長い歌詞を一緒に歌ったり、歌詞の一部を言い換えたりなどする。
今回の新曲「HIT」も公開に合わせて応援方法をメンバー自身がレクチャーしてくれる動画がアップされたのだが、今までの曲で鍛え抜かれてきたファンも驚く難易度だった。サビ部分でSEVENTEENと高速で繰り返す、13人のメンバー名を年齢順に続けた後には逆の順番に13人の名前を呼ぶ、これまでリリースしてきた曲のタイトルが組み込まれている、などなど筆舌に尽くしがたいものだ。
しかし、高難易度のコールが、コンサートで重なった時の言いようの無い一体感、高揚感、達成感、そしてそれを聞いて笑顔を見せてくれるSEVENTEENの姿をファンは知っている。
8月末から韓国、ソウルを皮切りにワールドツアーを行う彼ら。SEVENTEENのパフォーマンスはもちろん、各地で聞こえるであろうファンの声援にも期待が高まる。
SEVENTEEN WORLD TOUR ‘Ode to You’
日本公演
10/8(火),9(水) 大阪城ホール
10/12(土),13(日),14(月・祝) 愛知県国際展示場ホールA
10/30(水),31(木) 横浜アリーナ
11/7(木),8(金),9(土) 幕張メッセ国際展示場4-6ホール
