7月5日(金)にZepp Tokyoにて「BREAK OUT祭 2019」が行われ、M!LK、MADKID、ONE N’ ONLY(ワンエンオンリー)、ONEUS(ワンアス)が出演した。
このイベントは、テレビ朝日で放送中の音楽番組「BREAK OUT」が主催の、今年ブレイク間違いなしの男性アーティストにフォーカスした人気イベント。今回約2年ぶりの開催となった。
後編では、ONE N’ ONLY、ONEUSのパートをレポートする。
ONE N’ ONLYは「I’M SWAG」のイントロとともに登場。ブラックで統一されたレアな衣装で客席は歓声で満たされた。クールなサウンドと激しいダンスで1曲目からボルテージを思い切り上げていく。
続いて披露した「Black Hole」はダークなイントロから始まり、サビでアーバンな雰囲気が漂うスタイリッシュな一曲。TETTAをはじめとしたメンバーが腹筋を見せるキリングパートではファンから黄色い声が上がる。MCでは右腕を骨折してしまったKENSHINや、真っ赤な髪色に染めたHAYATOに触れつつ、軽快な会話からメンバー同士の仲の良さが垣間見えた。さらにHAYATOは「ちゃんと調べてきたし、ファンとして来てます!共演者さんのことが大好きなんです!」と話し、「み!るきーず(M!LKのファンの名称)さんも、アクセル(MADKIDのファンの名称)さんも、TO MOON(ONEUSのファンの名称)さんも立って一緒に盛り上がってください!」と力強く呼びかけた。
コール&レスポンスから始まった「POP!POP!」。ポップで爽やかな恋愛ソングでファンの眼差しもいっそう熱を帯びる。あまやかな歌詞と手を大きく左右に降るキャッチーな振りで観客と一体感を生み出した。「Category」では赤いライトに照らされたハードロックなパフォーマンスを見せる。刺すようなラップや、サビのラインダンスが特徴的であり、HAYATOのシャウトで曲を締めた。ONE N’ ONLYの最後の曲は「Dark Knight」。イントロ前の咳払いで一気に雰囲気を作り出し、アグレッシブなミュージックと「バットダンス」と呼ばれる手を大きく左右に開いた振り付けでパワフルな攻撃力を魅せた。
11月に東名阪をまわるZeppツアーが決定している彼ら。「BREAK OUT祭〜?」「最高〜!」と叫び、深々としたお辞儀とともに名残惜しそうにステージを後にした。
BREAK OUT祭2019最後に登場したのはONEUS。今年デビューしたばかりの韓国出身6人組大型ルーキーである。日本デビュー前にも関わらず、登場から割れんばかりの歓声が響き渡り、韓国デビュー曲「Valkyrie」からスタートした。圧巻のパフォーマンスを見せつける姿に、ファンのコールも力が入る。ラストサビ前の「マトリックス」を彷彿とさせるキリングパートが目を引いた。MCは全て日本語で進行。「かわいいシオンちゃんです!」、「食べる口、しゃべる口、歌う口のコンヒです!」などとキャッチーな自己紹介にもきゃあ、とファンの声が飛んだ。
「English Girl」ではイントロでメンバーが紙吹雪を舞わせた。自分の気持ちを伝えたいけれど英語がうまく話せない、というコンセプトの曲で、「Sorry」という歌詞に手を合わせる可愛らしい振り付けも見せた。「ZigZag」は低音が効いたポップナンバー。一糸乱れぬダンスに魅力的な表情で、観客の瞬きを忘れさせた。ソホが「拍手ください!」と盛り上げる。「デビュー前に用意していた曲だったので披露できて嬉しい」と語ったメンバーらは次に披露する曲の見所も日本語でアピールした。
ミディアムバラード「Red Thread」は赤いリボンをつかった振り付けが印象的だ。打って変わって柔らかい雰囲気で会場を包み、コンヒやソホの歌唱力はもちろん、ラップ担当のレイブンやイドも滑らかな歌声を聴かせた。繰り返される口笛のメロディーやラテンなテンポ、烈々たるパフォーマンスの「BingBing」ではセクシーな振り付けで観客を魅了した。最後は代表曲「Twilight」の日本語バージョンを初披露。更に8月に日本デビューシングル「Twilight」を発売することを発表した。まさかの嬉しいサプライズに客席から絶叫が。ラストサビ前のイドとソホの向かい合わせのダンスやファンウンが大きく上に上がるパートなど、力強いパフォーマンスを見せた。
テレビ朝日系全国放送
BREAK OUT